後輩だけど、責めたかったんですっ!(サンプル)

「……買ってしまった」

 本庄舞花、高校一年生。

 先日通販サイトでひどい目に遭って、恋人で先輩で女友達でもある凛先輩にこってり絞られたが、残念なことに彼女は懲りていなかった。

 

■■■

 

「あれ、舞花。目悪かったっけ」

校門前で待っていてくれた凛先輩にぺこりと頭を下げて、舞花は、あははと苦笑いする。

「最近ちょっと、ですねー……。スマホの見過ぎですかね」

「あっちゃー。一回悪くなると戻らないよ。まあ、その赤縁眼鏡、似合ってていいんじゃない。魔女っ娘みたい」

「もうあからさまに年下いじりじゃないですかぁ……」

「だって年下だし」

 これである。

 事あるごとに年齢差を意識させられるのが、なんとなく悔しいのである。

 そりゃあ舞花だって凛に惚れたのだ。そういう所ももちろん好きだし、姉御肌で頼りになるところをかっこいいとも思う。

 だけど、だけどである。

―――恋人なんだから、恋人しか見られない顔を、欲張っても良いはずだ。

 そう思って、すっと腰を撫でた。

「ひっ……」

「どうしました? 凛先輩? ほこりがついていたから払っただけですけど」

「あ、そ、っか。そうか……?」

 んー……? と首をひねる凛に、舞花は内心感心した。

―――『感度可視化メガネ』恐るべしです……。

 

■■■

 

 説明書にはこうある。

 曰く、触れられたときに性的興奮をもたらす場所が赤く映る。

 曰く、受ける快楽の度合いは赤みが教えてくれる。

 

■■■

 

 そして。

「ひうっ!」

「どうしましたぁ? さっきから変ですよ、凛先輩」

「いや、なんでもない、んだけど……。舞花?」

 はいー? とおっとり首を傾げる一つ下の恋人に、悪意の色なんて全くなくて。

 これだと自分だけ変態みたい、と、手をつないだ拍子に太ももを掠った舞花の手に声を上げてしまった高倉凛は、顔を赤らめる。

 さっきから、ずっとそうだ。

 腰を触られたときも。

 髪の毛に葉っぱが絡まったとか言って屈まされたときに、耳を触られたときも。

 からかい交じりに背筋を撫でられたときも。

 一回一回は大したことないはずなのに、なんだか妙に快感を想起させられてしまっている。

「凛先輩?」

「なに⁉」

「え、いや……クレープ何にしますか?」

 素っ頓狂な声を上げる自分が恥ずかしい。

 無難にイチゴクレープを買っておいて、凛と舞花は家に歩く。

 今日は、両親が空けるという舞花の家に泊まりに行くのだった。

「なんというか、悪いよね。勝手に入っているみたいで……」

「両親の許可は取ってますから。それに、むこうも子供を一人残す罪悪感とかあるっぽいですし、大抵のわがままは通ります」

「あんただって年下っぽい振舞いしてるじゃない……」

「まあまあそう言わず、はいあーん」

……こういうの、公衆の面前でするのがとても恥ずかしい。

 だが、意識するのもなんかよくない気がして、努めて冷静に、凛は口を開く。

 それが間違いだった。

「えい」

「………ぅ、んっ!」

 舞花のスプーンが凛の口内に入り、舌をくいっと押してざらりと口蓋を撫でていく。

 その辿り方が、まるでキスをされたときの動きとそっくりで。

 さらに。

「りん、せんぱい?」

「ひ、っあ」

 心配させたのだろうか、覗き込んでくる舞花は凛の太ももに手を乗せて、ゆっくりと内腿をさすった。

「ちょ、っとごめん! これ食べていいからっ」

「え、ちょっと先輩⁉」

 耐えられない限界! と。

 イチゴクレープを舞花に押し付けて、凛は女子トイレに駆け込んだ。

 

■■■

 

「は、はあ、……さいあく」

 確認してみると、案の定下着をおろした時にとろりと愛液が糸を引いて、凛は額を手で押さえる。

―――こんな公衆の面前で濡らして……。発情期の猫じゃないんだから。

 だが、もう一つ心配事があった。

 体の熱が収まらない。

 色々ゆっくり触られて、焦らされているような感覚に陥っていた凛は、自分の息が熱く湿っているこ とを自覚していて、今度は両手で顔を覆う。

―――舞花を待たせるわけにも………でも、うああっ!

 ぐにぐにと頬を潰し、前髪を弄ってみるも熱は冷めず。

 時間にして数十秒、体感にして10分ほどの思考ののち、覚悟を決めた。

「………っふ、ん」

 ハンカチを嚙み、下着をおろす。

 外気に晒された秘部に、ゆっくりと指を這わせた。

「ん…………っ!」

 量はそれほどではないが、ねっとりと粘性の強い愛液を陰核にまぶし、くにくにと押す。勃ってきたそれを指で押しながら、つぷ、と中に指を入れた。

「…………ふっ、ぁ!」

―――舞花、が、外にいるのに……。

 腰を引いて自らを虐める凛は、舞花を意識することが自分の性的欲求を高めていることには気づけない。

 くにくに、くちゅくちゅ。

「…………ぅ、ぁ、…………ふ、っく」

 水音に気を付けながら、充血した陰核に指を這わせ続けて、必死にハンカチを噛む。

「りんせんぱーい? 大丈夫ですかー?」

「まいっ⁉」

 そのとき、唐突に舞花の声が響いて、凛はびくぅ、と体を跳ね上げる。

 それが良くなかった。

 腰を引いている状態で愛撫していた陰核を、思いっきり指で押しつぶしてしまい、凛は一瞬で果てを迎える。

「あ、………、あんっ!」

 がんっ! と。

 砕けた腰が女子トイレの仕切りに当たり、凛は慌てて口を閉じる。

 閉じたけれど、時すでに遅かったようで。

「………りんせんぱぁい?」

「……………はい」

 甘ったるい猫なで声に、凛は観念してトイレのロックを解除した。

 

■■■

 

「舞花………本当にここでするの?」

「さっきまでしてた人が何言ってるんですか」

「いやでも、他の人とか来るかもだし」

「このトイレ奥まってますし、戦隊ショー……? みたいなのが始まってモールの逆側に人だかりができてるんで、来ないですよ」

 まあ、来ても私は恥ずかしくないですけどね、と言って、舞花は凛の秘部を撫でる。

 真っ赤になって顎を引き、薄い唇を引き結んで声を我慢しようとする凛先輩に、ぞくぞくする。

「りんせんぱぁい。いっつも勝ち気で男勝りで、なのに、モールで自慰なんかしちゃって恥ずかしくないんですかぁ?」

「………それは、舞花が!」

「私が何ですか?」

「ぐっ……」

 わかるわけがないのだ。赤い眼鏡を押し上げて、舞花は笑う。

 便座の蓋を閉じて、その上に両足を乗せるように言って、M字開脚のような態勢になった凛の耳元に口を寄せる。

「下着、取っちゃってるから。恥ずかしいところ全部見えてますよ」

「………言わ、ないで」

「上半身はかっちりしてていつもの頼れる凛先輩なのに、ここはすっかり女の子ですね」

「まい、かっ! っくは、あああっ!」

 ぐに、と秘貝を割り開かれて中をゆすられ、舞花は場所も忘れて声を上げる。

 その口に手を入れて、口内をくすぐりながら、舞花は踊るように迷いなく手を動かす。

「中ですよねー、あとこことー、内腿をさすってあげてー、耳と口を愛撫します……。で、ちょっとお尻もぐりぐりしてあげますねぇ」

「ま、って! まいか、今日なんか、おかしっ! く、……………あはあ!」

 立て続けに、心を読まれているのかと思うほど的確に愛撫され、脳の奥がチカチカする凛。

 そして、舞花がぐに、とGスポットを押した途端、全てが決壊した。

「あ、ああ、あはあああああっ!」

「ふふ、腰びくびくさせて、可愛い」

 ちゅ、と耳にキスをされて、ぞくぞくと震える。

 は、は、と熱い息をこぼしながら、凛は舞花に懇願するような目を向けた。

「お、ねがい……。続きは、家でして……」

「あー、そうですね。じゃあ」

 そして舞花は、凛の熱い膣に包まれたままの自分の指を置くまで差し込んで、ぐじゅりぐじゅりと動かし始めた。

「あ、――~~~っ! ひっ、あっ!」

「ちゃんとイくって言えたらおしまいにしてあげます」

 そして、ぐりぐりと菊門を押し。

 さらに陰核も潰すように指で苛めてやる。

 快楽に耐えるように体を丸めていた凛は、それらの刺激に細い腰を目いっぱい反らして口を開けた。

「…………っく、あ! イ、く…………っ!」

 がくっ! がくっ! と。

 ねっとりとした白い淫液を舞花の手に噴き出し、凛は果てた。

 そしてその拍子だった。

「あっ!」

 絶頂したときに動いた凛の腕がこめかみに当たり、かしゃりと舞花の眼鏡が宙を舞う。

「……っと、と。っはあ、は……っ。危な、い。落ちるところだった」

 半ばひったくるようにして舞花は凛が持っている眼鏡を掴んだ。

「あ、ありがとうございます凛先輩早く返してください」

「ん? ああ、返すけど……」

 なんか変だな、と思いつつ凛は舞花に眼鏡を返す。

 そのとき、レンズ越しに移った舞花の体の一部が、赤く発光しているように見えた。

「…………ん?」

「あ、ちょっと先輩本当に返して!」

「まあ待ちなって」

「せーんーぱーいーっ!」

 ぴょんこぴょんこ跳ねる舞花は可愛らしいが、こちらが立ってしまえば身長差20cmオーバーはどうにもならない。

 そして眼鏡をかけてみた凛は、もうなんかびしびしと感じる異常を、とりあえず聞いてみることにした。

「舞花?」

「なんでしょうか先輩!」

「この眼鏡、度が入ってないっぽいんだけど」

「そうですかねえ! 先輩の目も悪くなっちゃったんじゃないですか!」

「私は2.0オーバーだよ。でだ、舞花の体のあちらこちらが赤くなっているんだけど、これはどういう意味かな?」

「………さあー? なんでしょうね」

「例えば唇とか」

「ひうっ!」

 すー、とふるふる震える唇をなぞってやると、舞花は素っ頓狂な声を上げ。

 それが、つい先刻までの自分と被った高倉凛は、全てを察した。

 身なりを整え、ようやくトイレから出て、凛は舞花に肩を回す。

「舞花? 帰ったらゆっくり話を聞かせてもらおうか?」

「…………はい」

 

―続きはFanboxに掲載中―

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