15日目―茶番―[FANBOX]

「あ、……はぁ、ぁあっ……っく、ふぁ、あ」
「そんなに物欲しそうな顔をするなよ。殴りたくなるだろう」
「だ、れがぁ……あ、ぁあっ」
 女を苛むことに特化した羽で体をくすぐられて、梓は大の字に拘束され動かない体を必死に揺さぶった。
 平日が終わり、悪夢のような休日。
 梓はベッドにベルトで大の字に拘束され、沙羅からの責めを受け続けていた。
「あ、ああっ」
 貞操帯の切れ目、太ももの付け根をくすぐられて、思わず甘い声が漏れる。そこからはとめどなく愛液が溢れていて、ぐちゅぐちゅという粘性の音が貞操帯の奥からも聞こえてきていた。
 羽で今度は乳頭を虐めて、沙羅はあくびをする。
「焦らすのは退屈だな。全体的に悲鳴が足りない」
「だ、ったら……やめ、ろよ!」
「これでも一応仕事なものでな」
 梓の健気な抵抗に合わせてふるふると揺れる乳房を追いかけて、羽による愛撫を続けていく。そのたびに梓は熟れた果実のような顔を左右に振って悶えた。
「っく、ぅ! ……やめ、ろぉっ! ……あ、あああっ、……ああああああっ! あ、ぅぁ……」
「果てさせはしないぞ。わかるだろう」
 そう言いながらも、沙羅は梓の貞操帯に手を伸ばした。
 かしゃり、と音がして、一週間ぶりに梓の股間が外気に触れる。
 濃密に漂ってくる雌の匂いに、沙羅は嘲りの声を上げた。
「なんだこれは。ん? ずいぶんとまあ感じたものだな」
「これだけされたら、ぁ。誰だって、こう、なるだろっ!」
「そんなわけないだろう。馬鹿かお前は」
「あ、ん……あああ、くはあっ!」
 つぷり、と指を一本差し込むと、決壊したように愛液が垂れて落ちていく。
 湯気が立ち上りそうなほど熱くて白い女の蜜を指に絡めて舐めとり、もう一度膣内に指を入れる。
 処女膜が破れるギリギリまで。
 慎重に中指を押し込むと、梓は呻くような声を上げて太腿をきゅ、と窄めた。
「あ、はぁ……あ、ぅああ……あ、ぁっ」
「媚びた声だな」
「……だ、まれよ。ばあ、か……」
「鳴け」
 言葉と同時。
 膣口に滑り込ませた中指を動かしたまま、沙羅は陰核を羽でくすぐった。
 とろとろと白濁液をこぼしながら股を開かされ、さらに敏感な突起まで同時に弄られて、梓はすぐに体を痙攣させた。
「いやっ、だあああっ! く、っそ、あ、ぁあ。イ……っ、ぅううう、ぅ、ぅあ………あぁっ!」
「馬鹿が」
 がくんっ、と腰を突き上げて果てそうになる寸前、全ての愛撫を止められて、梓は苦しげにのたうち回る。
 汗と淫液を飛ばして悶える大の字の梓の下腹部を押して、沙羅は笑った。
「イかせるわけが、ないだろう。身の程をわきまえろ」
「………く、ぅぅううううううううっ」
 涙目で睨むも、絶頂を管理されているのは事実で、梓は何もできずただ呻く。
 本人の意思に反して、懇願するように開かれた女陰は、沙羅の指を探すように前後に動いていた。

■■■

「……あ、ぁ……。イっく、イく……あ、ぁあっ! うううううっ!」
 おそらく正午ぐらいの時間。
 数時間の羽責めで淫語を発するようになってきた梓の蟹股の太腿を叩いて、沙羅はがたりと立ちあがる。
「さて、帰るか」
「ま、てよっ! これ、外してけ、って!」
 必死に体を揺する梓に、沙羅は無表情で言う。
「ああ、そうだな。全く面倒臭い」
 そして牢屋の隅に転がしていた貞操帯を再び取り出される。
「あ、まって、まてよ……」
「そういうな。プレゼントもあるぞ」
 そう言って沙羅が懐から取り出したのは、どこにでもあるピンクローターだった。
「は……? あ、待って、待ってって! あ、ああ……」
 陰核を虐める位置にローターを取り付けられて、梓はしっとりとした喘ぎ声を漏らす。
 そのまま貞操帯を付けられて、腕を拘束されたままベッドに放置された。
「さて、私は今日の夜まで帰らない。それまではそこで待っていろ」
 そうして、腰に取り付けられたローターのスイッチを入れられる。
 最弱の振動が、決して無視できない強さで、しかし果てられないぐらいの弱さで梓の陰核を刺激した。
「あ、ああぁぁぁ……、っく、は、ぁ……あ、こんなの……っ」
「おかしくなるか? それならそれで構わないがな」
 それだけ言うと、沙羅はどこかに消えていった。 
 乱雑に半分開けられた牢屋で、拘束された梓が悩ましげに腰をくねらせて悶える。
「あ、ぁぁ……あ、あ、………ああっ、もう、止まれ、よぉっ! くっそ、あ、ぅ、はあ」
 肉感的にくびれた腰も、大きな胸も揺らして焦らし責めを受け続ける。
 しかし、その時間は唐突に終わりを迎えた。
 がしゃがしゃ、ぎしぎし、とベルトを軋ませて悶え続けて、何分か経った頃。
 ばきんっ、と左手から異音が響いて、梓はそろそろと腕を見る。
 ベルトの金属部分が壊れていて、拘束が解けていた。
「……………これ、って」
 何かの罠か、と思うも、特に警報の類もなく、梓はするすると両手の戒めを取り除く。
―――……もしかして、逃げられる?
 快楽でピンク色に染まりかけていた脳が、急速に回り出した。
 研究所の外、はたぶん無理だけど。パソコンさえ使えるようになれば交渉に持ち込める。権限開いてシステムいじくりまわして……それから。
「……よし」
 ぶちぶちと、ローターのコードを引きちぎる。
 そして、野茨梓は、裸の体にシーツだけを巻いて、あわただしく牢を脱出した。

続きはFANBOXで連載中……

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