22日目―処女喪失―[FANBOX]

「あ、あああ……あ、っあ“っ!」
 声なんて、最初の一日で枯れ果てた。
 びくんびくんと、自分の意思では全く動かせ無くなった腰を振って媚毒をかき混ぜて、梓は絶頂する。何回とか、そういうカウントに意味はない。果てていない時間のほうが短いぐらいなのだから。
 どろりとしたピンク色の粘液の中で、薄めの陰毛が揺蕩う。豊満な胸の頂点に乗る突起も、開ききった秘部の上に乗る陰核も、痛々しいほどに尖り切っていた。
 ぎぃぃ、と牢が開き、仮面で顔を隠した世話係が何人かが入ってくる。
 もう慣れきってしまった『お世話』が始まることを焼ききれそうな頭でかろうじて認識したとき、口にチューブを刺しこまれた。
「ん、ぶ……ん、っく、……あ“っ、ぅ、……はあっ!」
 ゼリー状の液体を流し込まれて、快楽に体を震わせたままそれを飲み込む。栄養と、それから媚薬でもあるのだろう。芯からも快楽に炙られて、子宮の悲鳴を体現するように腰がいっそう強く振れた。
 食事が終わると、浴槽から出される。
 梓の四肢と首を戒めている拘束は内枠のようになっており、世話係はそれを外して引き上げる。首の拘束だけ取り外すと、両手両足を戒められてぐったりと弛緩する女ができあがった。
「あ、はあ……あああああっあ、あ」
 粘液とは違う、軽く撫でられるような空気の流れに、梓は開けたままの口から喘ぎ声を迸らせる。
 そんな梓が嵌った枠を和式便器の上に置いて、世話係はその薄く開いた肛門に浣腸液を突き入れた。
「あ“、あああ”っ!」
 冷たい薬剤が入ってくる感触に、快楽を感じるようになったのは媚毒に侵されてから。
 きっと一生直らない。
―――もう、い、やっ! どうしてこんな体に………っ!
そして、ごろごろと鳴り始めた下腹部に泣きそうになる。
「っぐ、ぅぅ、ぅぅうぅぅぅっ!」
「いつも、排泄時だけは理性が戻りますね」
 世話人が嘲るようにして梓の腰を掴む。排泄物が飛び散らないように、というのもあるが、それだけでもない。
 女の者とわかるしなやかな指で下腹部から胸まで撫であげられる。
「か、っは……っ! ―――~~~~っ!」
「もう果てるんですね」
 ぷしっ、と潮まで噴く梓。
 呆れるような世話人の声に頭は沸騰しかけるが、それでも体は、寸止めの後で媚毒漬けにされた子宮は玩弄のような愛撫でも歓喜してしまう。
「今日は何秒、保ちますかね」
「うる、さ…いっ、あ“っ! ああ、っく、そぉ、くそっ、お、っあ、あああっ!」
 乳房を優しく揉まれて、引っかくように乳輪を弄ばれる。そのたび果てる梓は、そのうえ浣腸もされている。
 緩んだ肛門は、快楽責めでどんどんと締りを失っていく。
 そして、世話人が乳首をつまんだ瞬間、決壊した。
「あ、あっ、くっ! 見る、な! 見るなぁぁあああああああああっ!」
 絶頂、潮吹きと共に、もはや慎みも何もない放屁が牢屋に響く。
 それを皮切りに、耳を塞ぎたくなるような排泄の音と共に、ぼとぼとと重たい音が連続した。
 世話人に尻割れを広げられ、絶頂と共に強制された排泄に、梓はぎゅっと目をつぶる。眦からこぼれた涙は拭われることなく落ちて染みになる。
 恥辱に戦慄きながら人としての尊厳を奪われて泣くかつての天才に、世話人は冷たく笑った。
「良い恰好ですね、モルモットさん」

■■■

「もう、……いい、だろっ」
 尻を拭かれて、それから梓は四つん這いで固定された。
 肛門の上に給水器が来るように台座を設置される。サドルは取り払われていて、ただ拘束されているだけだが、それだけで終わるはずもない。
「まだお世話が終わっていませんから」
 そう言って、世話人の一人が端末を操作する。
 給水器に、水とは全く違うピンク色の粘液が貯まっていって、梓は本能からそれを恐怖する。
「ひ………っ」
「そんなに驚かないでください。毎日のことでしょう」
 重力に従って、ゆっくりと垂れ落ちてきた粘液は、梓の菊門を撫でて会陰を伝い、秘所の合わせ目を通って台座に落ちる。
 ゆっくりと舐めあげられるような刺激に、たちまち梓は悶え狂った。
「あっ、っく……ぅぅううううっ、あ、はあっ!」
 がくがくっ、と震えて早くも絶頂する。熟れきった秘部からは愛液が溢れんばかりに湛えられていて、それが媚毒と混じった。
「排尿してください」
 わかっているのに、世話人はわざわざ口に出す。
 快楽にやられた体で、梓は必死に仮面を睨み上げた。
「おぼえで、ろよっ! お前も、地獄に送っで、やるっ、ぅあ、ああっ!」
 陰核の付け根に媚毒が達して、さらなる絶頂を迎えながらも梓は睨む。媚毒漬けの地獄から解放され、浣腸を受けた直後だけは反骨心が復活する。
 しかし、だからといっていつまでも耐えられるものではない。
 さらに数度の絶頂を重ね、完全に力を入れられなくなった梓の背中を、世話人は軽く撫であげた。
「あ“、あ”あ“あ”あ“っ! っく、んあっ!」
 尻を高くつきあげたまま、白い背中をのけ反らせて梓は果てる。
 そして、陰部からは、愛液とは違うさらさらとした液体が湯気を立てて放出された。
「あ、あああ…………っ」
 甘酸っぱい愛液の匂いとアンモニア臭を混ぜて床に垂れ流す梓は、どれだけ気丈にしていようと、家畜そのものだった。
「お疲れさまでした」
 そして世話人は、台座から枠へと再び梓を押し込む。
 仮面に隠れているが、雰囲気からも笑っていることは分かった。
「それではまた、お休みください。…………媚薬の中で」

続きはFANBOXで連載中……

コメント

タイトルとURLをコピーしました