23日目―沙羅の痴態、冴の報復―[FANBOX]

 なんだかんだで、明け方になってしまった。
 お互いの体液でべとべとになり、擦り切れたうめき声しか発しなくなった梓を風呂に沈めて、沙羅は深部の自室に戻る。
 戸を開けると、にこにこと冴が迎えた。
「おかえりなさい、お姉さま。朝食、食べられますか?」
「あー………。すまないな、あとで頂こう」
 多少無理をすればあと二徹ぐらいはできそうだが、今日は日曜日。休めるときに休んでおいたほうが良い。
 二の腕と手首のベルトを外し、ジャケットを乱雑に脱ぎ捨てる。
 冴はにこにことそれらを畳み、沙羅にコップを差し出した。
「とりあえず、水分補給はしてください。ずいぶんとお疲れでしょう?」
「悪い」
「いえいえ……ちゃんと飲みましたね?」
 …………ん?
 冴の発言に含むところを感じて、沙羅は頭二つ以上も下にある顔を覗き見る。
 にこにこ、にこにこ。少女らしく屈託なく笑うその顔は、しかし額に青筋が走っていた。
「………さ、え?」
「『夜にはちゃんと帰ってくれないと嫌ですよ』って、前に言いませんでしたっけ?」
 ―――まずい。
 くらりと回転した視界の端で、冴の童顔が笑みの形に裂けていた。

■■■

「………ん」
 起きた沙羅は、即座に自分の置かれた状況を把握した。
 妙に硬いベッドに、裸で大の字。全身にはギシギシの拘束。
 固定する箇所が極端に多い。
 首、足首、手首は当然だが、太腿や肘、手の指の一本一本にまでベルトが食い込む徹底ぶりだった。
「お姉さま」
 文字通り、指一本動かせない沙羅に馬乗りになって、同じく裸の冴が微笑む。
「よくもまあ、私以外の女と夜を過ごしましたね。なにか言い訳は?」
「……予想より楽しかった」
「零点です」
 頬に指を添えられて、滑るように撫でおろされる。細い首、くぼみの目立つ鎖骨、弾力のある胸は乳首を避けるようにくるくると触られて、臍の穴を押し込まれた。
「………………」
「大したことないなーとか、思ってます?」
「ちゃんと気持ちいいぞ」
「余裕そうですねぇ」
 指を陰毛に絡ませて、冴はぴたりと沙羅にとりついた。
 片手で乳首をつまみ、もう片方は口で吸い上げて、残った手で秘所を包み押し上げる。
「…………、………」
 しっとりと濡れているそこの暖かさを感じながら、上を向くしかできない沙羅に笑いかけた。
「いひゅまでよゆうふぇいひゃへひゃふかふぇ」
「そのまま、しゃべる、な」
 極度に我慢強いだけで、実は人より敏感なのだと、冴は知っている。
 その証拠に、秘所はとっくに蜜を垂らしていた。
 浮きそうになっているのを無理やり抑えている腰を撫でて、冴はベッドサイドから、張形を取り出した。
「梓さんに舐めさせたり、舐められたりしてましたよねぇ。本来、私といる時間なのに。ねえ、お姉さま」
「……悪かった」
 張形を持ったまま、体を反転させる。
 沙羅の顔に自らの秘所を押し当てて、冴は張形を義姉の膣内に押し込んだ。
「……っ、……」
「あは、我慢しますか。さすがですね、お姉さま」
 ぐにぃ、と根元まで張形を飲み込んだのを確認して、冴はそれを抽挿する。
 ぐっちゅ、ぐっちゅ、と激しい水音を奏でさせながら、沙羅の顔に陰核を押し付けた。
「舐めて、ください。上書きです」
「………ん、ん」
 ちろちろと、控えめに舌が桃色の真珠を這いだして、冴はそれだけで甘く息を漏らす。昨日一晩お預けを喰らった身体は、既に熱く熟れていて、沙羅の顔に温かい液を落としていた。
 昂っていく体をそのままに、冴は沙羅の陰部に手を伸ばす。
 突き刺したままの張形をより一層激しく動かした。
「………っ、……」
 ぴくり、と腰が反応して、張形の隙間から漏れる愛液が一気に増えた。冴の陰部に当たる吐息も激しくなってきていて、感じていることに気を良くする。
「ふふ、お姉さまを好きにできるのは、私だけ、ですね」
 ぎゅうう、と音が聞こえそうなぐらい筋肉が張られた腹筋と太ももを撫でまわして、そのたびに返ってくる小さな反応を楽しむ。
―――でも、そろそろ声が聴きたい。
 そう思った冴は、すでにぷっくりと膨らんでいた目の前の陰核にも、手を伸ばした。
「…………っ、ぁ……」
「ふふ、声が出ましたね。……あ、ぅぁあ」
 秘部を舐められながら沙羅を責め立てて、冴はくすりと笑って言った。
「私にイかされる前に、イかせてください。……じゃないと追加で罰ですよ。……あ、ああんっ」
 言うが早いか、途端に激しくなる口淫に、喘ぎ声が漏れる。
 でも、残念。
 冴は、張形の側面についているスイッチを押した。
「………っ! お、い……………っ!」
 震え出した張形、さらに陰核まで手淫をされて、沙羅は抗議の声を上げる。
 それを無視して、冴は一気にとどめを刺した。
 膨れ上がり、淫液でてらてらと光る桃色の突起をつまんでこね回し、引き締まった太腿がぴくりぴくりと動くたびに張形を突き立てる。
 Gスポットを擦り上げて、子宮口まで押し込んだのが、最後だった。
「……………っぐ……!」
「……は、あああっ!」
 腰を震わせて、戒めを軋ませる沙羅。声は我慢したようだが、荒い息は抑えられていなくて、冴は陰核に当たるその吐息で果てた。
 数秒間、姉妹の息遣いだけが部屋に満ちる。
「……あ、はぁ」
 そして、ゆっくりと沙羅の顔から腰を上げて、冴は囁くように言った。
「私より先に、果てましたね?」
「…………好きにしろ」
 絶頂の余韻か、頬を薄く朱に染めて、磔にされた体を投げ出す沙羅に、愉悦の笑みが零れる。
―――ああ、お姉さまを蹂躙できるのは、きっと世界で私だけ。
 ベッドサイドの棚から大量のバイブレーターを取り出して、冴はにこりと笑った。
「追加の、罰です」

続きはFANBOXで連載中……

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